10月10日(水)
テクノ訪問など。
下蒲刈町は、古くから瀬戸内海の海上交通の要衝として海運の町、商業の町、農林水産漁業の町として栄えてきた町で、かつて朝鮮通信使も頻繁に到来した町として有名です。2003年4月1日に呉市に編入されました。
安芸灘大橋を渡って、最初にある風光明媚な島です。
今年1月からは、呉市川尻町と下蒲刈町を結ぶ、橋の通行料金値下げが実現しました。私もその実現に向けて尽力し、汗をかかせていただきました。
江戸時代に広島藩の海の窓口として関所(海駅)が置かれ、徳川幕府と友好関係にあった朝鮮王朝からの使節団である朝鮮通信使は、この地に11回も立ち寄って盛大なもてなしが行われ、その歓待ぶりは「安芸蒲刈御馳走一番」と称されました。
その当時の様子を再現した「朝鮮通信使再現行列」が、毎年催されています。
この町は豊かな自然と日本古来の風習を生かした全島庭園化事業(ガーデンアイランド構想)が推進されています。
その一環として整備された「松濤園」は、三之瀬瀬戸の急潮を借景に松を主樹としたみどり豊かな落ち着きと潤いのある庭園です。
蘭島閣美術館は、松の立ち並ぶ白い石畳の道沿いにあり、総檜造りの和風建築が特徴です。
日本の近代絵画を代表する作家の作品をはじめ、瀬戸内の風景を描いた作品、地元ゆかりの作家の作品を展示しています。また、季節にふさわしいコンサートなども、折りにふれ開催されます。
梶ヶ浜海水浴場では姫ひじき塩づくり体験などあり、キャンプも楽しめます。
この風光明媚な島も、高齢化、人口減の波が押し寄せています。
島嶼部再生プランの実行が必要です。
ぜひ、行ってみてはいかがでしょうか?