衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
2月7日(土)
 
 午前   空路にて地元へ。
14:00  マスコミ取材。
17:30  衆議院議員てらだ稔を囲む新春懇談会。
       呉自宅泊。

私の地元である竹原では、この時期、「神明さん」という行事が各地域で開催されます。
私も毎年楽しみにしている行事の一つでありますが、皆さんは、「とんど」と「神明さん」の違いをご存じですか?
「とんど」とは、正月から小正月にかけて、刈り取り跡の残る田んぼや川土手などに長い竹を三、四本組んで立て、そこにその年飾った門松や注連飾り、書初めで書いた物を持ち寄って焼く昔ながらの行事で、その火で焼いた餅を食べるとその年の病を除くと言われています。また、書き初めを焼いた時に炎が高く上がると字が上達すると言われています。 地域によっては、道祖神の祭りとされるところが多いようです。広島では「とんど」ですが、どんど、さいと焼きなど呼ばれ方も様々です。
これに対し、「神明さん」は2月初めの旧正月の行事です。 起源は必ずしも定かではありませんが、小早川隆景の家臣であった浦氏の領地であった地域においてこの「神明さん」は催されています。隆景が朝鮮に出兵した際に木で櫓を作らせ、上に軍神などを奉り、その櫓の上から敵の状況を見ながら指揮を取った、と伝えられていますが、この櫓の形が竹原を中心とした地域に「神明さん」という民族行事のシンボルとして伝承され、現在に至ったとされているようです。先勝、無病息災、厄除けの行事として有名です。
このように、「とんど」と「神明さん」では由来に違いがあるのです。
ちなみに、この神明さん、一番高いとこに扇があったり、サイコロが飾られていたり、と地域によって形も様々です。これには「図面」なるものが存在し、地域の方々がこの図面を見ながら毎年作成されているとか、、、。おじいさんの時代から孫の時代にこうやって守り引き継がれ、文化が継承されてきたことは本当に素晴らしいことです。
これからもぜひこのような素晴らしい文化・伝承芸能を引き継いでいきたいものです。

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