10月12日(金)
事務所にて来客応対など。
音戸町は、かつては安芸郡の単独町でしたが2005年呉市に編入されました。
平清盛が開削した音戸の瀬戸としてあまりに有名な音戸町は、かつては渡船で本土と行き来していましたが、池田内閣の時代の昭和36年12月3日に音戸大橋が開通してからは、この橋が交通の要となりました。
当初は有料橋でしたが償還完了後無料化されました。
昨年12月3日に、音戸大橋50周年を記念する行事が、音戸側と警固屋側で盛大に執り行われました。来年には第二音戸大橋が竣工の予定です。
ちなみにこの音戸渡船は、日本一短い定期航路です。
音戸大橋のたもとには、清盛塚があります。
音戸の瀬戸を切り開いたといわれる平清盛公が、人柱の代わりに一字一石の経石(一切経)を海底に沈め難工事を完成しました。元暦元年にその功徳をたたえ、その供養のために清盛塚を建立し、昭和26年に、県の文化財に指定されています。
また、今年は、NHK大河ドラマ平清盛の放映と同時に「平清盛 音戸の瀬戸ドラマ館」がオープンしました。
「音戸大橋」「清盛塚」「清盛日招き像」が一度に収まり、ツーショットが撮れる場所もあります。
音戸ちりめん、蜜柑などが特産品として有名です。
歌手の島谷ひとみさんや城みちるさんも音戸町出身です。
音戸町も人口減少に悩んでいますが、交流人口拡大で人口減を補うことができます。
皆さん是非とも行ってみて下さい。
蒲刈町は、2005年に安芸郡の音戸町・倉橋町・下蒲刈町・江田島町及び豊田郡の豊浜町川尻町・安浦町・豊町とともに呉市に合併しました。上蒲刈島といくつかの小島からなる風光明媚な町です。
蒲刈町には、土器を使った古代の塩「藻塩」づくりがつとに有名です。
海のミネラル成分なども含有しており健康によいとされています。
全国にも販路を拡大しておりファンも多いですね。珈琲に入れると独特の甘味がでて絶妙な組合せとなります。
また、海水浴やいろいろなマリンスポーツが楽しめる「県民の浜」、天然ラドン温泉の「やすらぎの館」、国内最大級のマクストフ望遠鏡が設置してある「かまがり天体観測館」、古代土器製塩遺跡を発掘したままの状態で見学できるように復元した「かまがり古代製塩遺跡復元展示館」、コテージなど、いろいろな観光スポットがあります。
標高457mの七国見山からは、山頂から安芸・備後・伊予等の7箇国が見渡せたとのことです。
海人の藻塩、みかん、いちご、デコポン、銘水「桂の滝」などが名産です。
桂の滝は、全国名水百選にも選ばれました。
また、映画「海猿」の舞台にもなりました。蒲刈町は、平成3年の19号台風、平成16年の16号、18号台風と、それぞれ大きな被害を受けました。とりわけ平成16年16号台風時には海岸線に設置してあった消波坑が高波で打上げられ県道に突き刺さり県道が1ヶ月近く不通となりました。
私も台風一過後直ちに地元入りし復旧予算獲得に汗をかかせていただきましたが、その時の経験を踏まえ設置する消波坑の規格をそれまでの瀬戸内海規格から太平洋規格に格上げしました。
それにより高波、高潮が到来しても安全に通行できるものと確信いたします。
皆さん、ぜひ、行ってみて下さい。