衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
2007年12月所感
国会審議のあり方についてです。
野党はいったん与党欠席の中、額賀大臣喚問を決定いたしましたが、その後まず共産党が離反し他党も離反したため民主党も取り下げざるを得なくなりました。結果的に野党は、腰くだけの状況に立ち至ったわけですが、今回の状況を見てもらってわかるように与党であれ野党であれ、十分な協議と合意なくして国会運営が成り立たなくなることは論を俟ちません。十分な協議を審議ならびに真摯かつ誠実な態度でもってして国会審議にあたらなければならない訳で、我々与党としても十分心して真摯に審議、謙虚に、前向きにかつ誠実に与野党協議に臨んで参りたく存じます。
その好例が被災者生活再建支援法であり、人権条約の批准です。今般私自らが代表世話人となり被爆者救済と原爆医療等の充実に向け議員懇をしておりますが、こうした問題の解決に十分な国会内での審議と対話が必要なことはいうまでもありません。テロリスト抑止のための平和貢献活動、基礎年金国庫負担割合引き上げ問題、社会保障財源問題についてもしかりです。
私はよく好んで韓非子の「成尽」の色紙を書きますが、これは十分意を尽くし心をくだけばなにことも成し遂げることができるという意です。
新年が皆様にとりましてよい年でありますことをご祈念申し上げます。

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