衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
2018年9月

9月の所感。

今日は防災の日です。全国各地で防災訓練や防災フェアが行われました。また今日から一週間は防災週間として様々な行事やイベントが計画されています。今ほど防災意識の喚起の必要性が痛感されるときはありません。今回の西日本豪雨災害も多大なる被害をもたらしましたが、これを契機に人々の意識も高まっており、この機にハード面、ソフト面の防災施策を見直す必要があります。
ハード面では、従来規格の防災施設では対応できなくなっています。今回の西日本豪雨災害でも坂町などに従来規格の砂防ダムはありましたが、想定を大幅に上回る規模の土砂が砂防ダムを呑み込んでしまいました。40万流米もの土砂崩れにも対応できるだけの砂防ダム、砂防堰堤を備える努力と取組みが必要です。来年度予算の概算要求では砂防予算は大幅増額要求となっていますが、そうしたハード面の備えを行うと共に今後のまちづくりもそうした観点を踏まえて行う必要があります。
先日も三原市を流れる河川の河川氾濫箇所を視察しました。想定された3メートルの水位上昇に耐えられる河川堤防工事を今年度からスタートさせる計画でしたが工事前に今回の災害が発生しました。最大水位は想定の3メートルをはるかに超える事態となり河川氾濫となりました。計画の練り直しを迫られています。ソフト面でも浸水ハザードマップをはるかに超える浸水被害となりました。土砂災害も然りで膨大な土砂が表層崩壊により流出しました。これからは、百年に一度と言われてたことが数年に一度のペースで発災することを想定してソフト面での施策を立案していかなければなりません。今後も政府与党一体で防災施策に取組んでまいります。

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