6月の所感。
今日から6月です。既に九州など西日本の多くは例年より早く梅雨入りしていますが、近々東日本も梅雨入りが予想されています。最近の天候の特徴として天気の急変が挙げられますが呉々もお気を付けください。
国会では森友問題、加計問題、陸自日報問題などがかなりの時間を費やして議論されています。私が委員長を務める衆議院安全保障委員会でも今国会だけでも8回審議しました。森友問題においては文書管理の問題、国有財産売買の正当性の問題などが重要です。政治サイドからの働き掛けの有無を問わず国有財産処分手続きをより透明化し国有財産審議会の権限をより強化していくべきと考えます。文書の適正管理の必要性は論を待ちません。公文書管理法の見直しに早期に着手すべきでしょう。
加計問題については、学校認可手続きの問題、文書管理の問題に加えて、特区制度の是非論が浮上しています。不用な規制、時代の流れにそぐわない規制は緩和しても良いですが、規制が必要な分野、更には耐震基準や受動喫煙のように規制を強化しなければならない分野もあります。国民福利向上のため不断に規制の在り方を見直していくことが重要です。
陸自日報問題については、保管されていたものについてはほぼ出し尽くされた状態です。既に発表されている再発防止策にあるように、統合幕僚監部に文書管理の統轄責任者を置き日報の適正管理を図っていくことが重要です。
このように現下の諸問題については早期に収束を図り、山積する国政上の重要課題に取り組んでいくべきです。通常国会会期末までは1か月を切りましたが、まだ多くの審議すべき重要法案が残っています。北朝鮮問題など審議すべき重要問題もあります。国権の最高機関たる国会が国民の負託に応えてその責めを果たすべく取り組んでまいります。