6月の所感。
通常国会が本日閉幕しました。年明け早々の1月4日から濃密な審議が150日間続き国会対策副委員長として気のおけない日々でしたが、中小企業対策を大きくすすめる中小企業経営支援強化法案、全国的規模で地球温暖化対策をすすめる地球温暖化対策基本法案、児童福祉を向上させ児童相談所の機能を高める児童福祉法案といった国民生活向上に直結する重要法案が成立しました。審議時間の関係で、宇宙活動法案、TPP関連法案など積み残しとなったものもありますが、臨時国会での成立を期してまいります。
消費税増税延期が決まりましたが世界経済が危機に陥ることを回避するためでありサミットの討議とG7合意を踏まえた結果であります。財政政策、金融政策、成長戦略含めあらゆる政策を動員して世界的危機到来のリスクに対処しデフレの早期脱却に全力で取り組んでまいります。
増税を延期することにより社会保障の財源を今後如何に確保していくかの議論についても与党一体となり今後取り組んでまいります。
伊勢志摩サミット終了後オバマ大統領が広島を訪問をして原爆慰霊碑に献花しました。
現職の米大統領が被爆地を訪問するという歴史的な出来事であり、私も原爆議連代表として昨年来緊急アピールを採択するなど大統領の広島訪問に向け粘り強く取組んでまいりました。
大統領は「核なき世界」を目指すとともにヒロシマを核戦争の始まりにするのでなく人類の道徳的覚醒の起点にしようと威厳をもって呼び掛けました。
私も参列した一人として深い感銘を受けました。
今後も核廃絶と被爆者救済に粘り強く取組んでまいります。