衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
２０２２年１月
１月の所感。
新年明けましておめでとうございます。ご覧の皆さんにおかれては健やかなる寅年の新春をお迎えになられた事と存じます。新年も引き続き宜しくお願い致します。
新型コロナウィルスとの闘いは継続しています。感染力の強い変異株、オミクロン株の感染拡大が危惧されます。米国では１日40万人を超える新規感染者数となり、ニューヨークだけでも１日3万人を超える感染者数を記録しています。あらためて最前線でコロナとの闘いに挑んでおられる医療関係者に敬意を表しますと共に感染リスクを負いながらも日々の日常不可欠の業務に従事しておられるエッセンシャルワーカーの方々に感謝を申し上げます。
ニューヨークでの感染拡大の影響で、本来なら今日から始まる予定だったNPT運用検討会議が延期となりました。この会議は、５年毎に開催される核軍縮問題などを多国間で協議する安全保障関係の重要国際会議で、私も代表団として出席、参加の予定でした。
前回会議では核保有国と非核保有国間の対立、中東問題を巡る対立など各国間の利害が対立、錯綜し、合意文書に至ることなく決裂状態で閉幕しました。今回は何としてでも核軍縮につき合意したいとの強い決意で会議に臨む予定でしたが、会議の延期により持ち越しとなりました。本日核保有国は共同で「核保有国は核戦争回避に共同責任を有する」との声明を出しました。その声明では、核拡散防止条約上の義務を順守するとも述べており、核軍縮に取り組む姿勢を打ち出しています。最大の核大国の米国も、自ら核弾頭数を開示すると宣言し、透明性を高める姿勢も打ち出しています。この流れを次回会議に繋げていくことが極めて重要であり、あらゆる外交ルートを通じて核兵器なき世界の実現に向けて取り組んでまいります。本年も宜しくお願い致します。
