衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
２０１７年８月
８月の所感。
8月に入りました。
猛暑が続きますが、水分補給や栄養補給を十分に行って体調管理に万全を期して下さい。
さて先週は、防衛省に激震が走りました。
防衛大臣、防衛事務次官、陸上幕僚長という防衛省のスリートップが辞任するという未だかつてない深刻な事態に陥りました。その原因は陸自日報問題です。南スーダンでPKO(平和維持活動)の一環として活動していた陸上自衛隊の日々の活動記録が日報であり、行政文書に該当します。防衛省の文書管理規程により、「用済み後廃棄」の取扱いでしたが、昨年末防衛大臣より日報の存否につき探索指示が出されていました。1月になり統合幕僚監部に日報が残っていたことが大臣に報告されましたが、陸上自衛隊側に日報が残っていたにかかわらずその情報が大臣まで上申されず今日まで至ったことが防衛特別監察により明らかとなりました。情報公開法違反及び自衛隊法違反が指摘されるとともに、シビリアンコントロール(文民統制)の観点からの問題性も孕んでいます。近々国会においても閉会中審査が行われる予定であり、国会の場における真相究明が進むものと思われますが、それと共に、あくまで防衛省内部の問題として、防衛省・自衛隊の自浄作用も期待されるところです。
情報公開法・公文書管理法など法令の趣旨に則り公文書の適正な管理が進展することを切望します。
