6月の所感。
今日から6月、梅雨のシーズンです。早速今日は雨に見舞われましたが、天候が変わり易い時期ですので傘の用意、服装などお気をつけ下さい。先月末、広島城公園池田勇人銅像前にて宏池会創立60周年記念行事として植樹式を執り行いました。
宏池会は、池田勇人を創始者とし一番長く存在する政策集団で、これまでも、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮澤喜一と4名の総理を産みましたが、その政治理念は一環して国民生活の安定と経済の向上でした。
池田は、下村理論に基づき、所得倍増論を打ち上げました。発表当時は何となく夢物語風で、賛同者はけして多くはなかったようですが、池田政権下で実現します。「経済の池田」と言われる所以です。
所得倍増など経済政策の陰に隠れて余り知られていませんが、池田は、外交、安全保障面にも意を注ぎました。日米安全保障条約に基づく日米同盟を基軸としながらも積極的なアジア外交を展開し我が国を中心とする東アジアの平和と安定を目指しました。
そうした政策の流れは今の宏池会にも引き継がれています。しっかりと現実を見つめ、政策を練磨し、真摯に着実に歩みを前にすすめてまいります。先人に学び、保守本流の流れを更に確たるものとすることこそ我々の世代の務めです。信頼と実行の政治の実現を目指してまいります。