衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
4月8日(月)
規制改革会議など。
元英国の首相で「鉄の女」と呼ばれたマーガレット・サッチャーさんがお亡くなりになりました。
サッチャーさんは保守党を率いて、約11年半の間首相を務め、
その間にサッチャー改革で、英国病と呼ばれた経済衰退、
政府の肥大化、労使紛争頻発による生産性低下と地域の疲弊といった重度の病状から英国を立ち直らせ経済長期低迷を克服する礎を築き上げました。
国営企業の民営化、規制緩和、財政構造改革、民間活力発揮のため行政のアウトソーシングの推進、
民間経営管理手法の行政分野への導入、行政分野における企画立案部門と執行部門の分離、
民間人の積極的登用、行政改革の推進、など、今日ニューパブリックマネジメント(新行政管理手法)と呼ばれる政策群の導入を強力に押し進めました。
余りに急激かつ迅速な改革遂行だったため労働組合などの反発もありましたが、鉄の意志で乗り切りました。
私自身も大変深い思入れがあります。役所時代の最後のポストが内閣府参事官で、
ニューパブリックマネジメント導入に向けてサッチャー改革の成果を参考に、
モデル事業、政策群の実施を平成16年度予算に盛り込みました。当時としてはかなり先駆的取組みだったため各省庁の戸惑いもありましたが必ず成功させるとの強い意志でもって各省を説得して回ったことがつい昨日のように思い出されます。
元祖の英国の状況を探るため平成16年1月下旬に英国を訪れましたが会った行政担当者全てがサッチャーの名前を挙げてサッチャー改革の成果を誇らしく語っていたのが極めて印象的でした。
最近では、その首相時代や晩年の姿を描いた映画も公開されています。
見られた方々も多いのではないでしょうか?
お亡くなりになり、本当に残念ですね。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
4月8日(月)
「規制改革会議、規制の岩盤にいどむ!」

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