5月12日(土)
ミニ集会など。
『東電、電気料金値上げ申請』
昨日、東京電力が家庭向け電気料金の値上げ申請をしました。
平均10.28%の値上げで、オイルショック後の1980年以来、32年ぶりとなります。
【値上げを前にすべき事】
まず、値上げをする前に政府と東電は、今回の事態に立ち至った原発事故とその後の対応の包括的な総括をすべきです。
また、今後の原発に対するスタンスを明らかにすべきです。その意味で、政府与党の責任は極めて大きいと言わざるを得ません。
【火力発電への転換】
東電社長は、火力シフトをやって燃料費のコスト増加になるので値上げせざるをえないとも語りましたが、そもそも火力の重要性は私自らもかねてより主張し電力会社にも何度も話をさせていただきました。中国電力は数年前から火力の増強、近代化、石炭ガス化技術などに積極的に取り組んできましたが、正鵠を得ています。中電は原子力比率も低く理想的なエネルギー構成になっていますが、東電も十分そうした対応は採れたはずです。
【東電、政府への要望】
値上げに先立ち、従業員の給与をカットするなど、もっと企業努力もすべきです。
次期社長に内定している広瀬氏は、「いくつかの選択肢を提示し、値上げ負担が軽くできるように工夫したい。」
と、発言していましたが、今回の申請を受けての政府与党の審査と対応も大いに注目されます。的確かつ国民利益にかなう対応を求めます。