5月2日(水)
事務所にて来客応対など。
『日米首脳会談を終えて』
昨日、日米首脳会談が行われました。会談後、共同声明が発表されましたが、我が国内政・外交の停滞を反映し、具体的中味の乏しいものとなりました。
アメリカの関心事のTPPや普天間の問題に野田総理は一切こたえていません。
【TPPについて】
TPPについては、「前に進めたい」との気持ちを述べただけで、国内議論も調整も一切進んでいません。進んでいないばかりか、政権与党が十分に開示してこなかったISD条項などが明らかとなり問題点が噴出しているのが現状です。
【普天間移設について】
普天間に至ってはまともな議論すらしていません。
海外での共同訓練施設設置や巡視艇のODA供与をいくら共同宣言でうたっても本質を避け周辺的部分で取り繕っただけです。
【我が国の国力低下について】
政権交代後の我が国国力の低下と外交面でのプレゼンスの低下を受け、米国にとっても、我が国は最重要の国でなくなりつつあります。
中国の台頭に伴う対中国外交の重要度の増大、フィリピンなど親米政権への傾斜は明らかです。
我が国の国力低下を如実に示す日米首脳会談となりました。
1日も早い国力回復と我が国外交の立て直しのために、私も汗をかきたいです。