衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
８月当月所感
太平洋戦争が始まってわずか半年後の昭和１７年には、あの「東京大空襲」がありました。洋上の航空母艦から発進した１３機のＢ－２５が奇襲攻撃を行い、多大な被害と損害を出した無差別爆撃でありました。このような非人道的無差別爆撃は東京のみならず、中国地方では呉をはじめとする多くの軍需工場を有する工業都市において行われました。こうした爆撃は国際法、戦争法規違反であるだけでなく、ナパーム攻撃などに見られるように、極めて非人道的行為であります。戦後、復員・ヤミ市時代を経て荒廃の焼け野原から立ち上がり、多くの艱難辛苦を経て、先達・先輩たちは我が国国土の復興と経済発展のため、又国際的地位向上のため、身を粉にして邁進してまいりました。ここに改めて先達のご労苦に深甚なる敬意を表しますとともに、戦争死没者に対し哀悼の誠を捧げる次第であります。現世代の我々は不戦の誓いをいよいよ固くするとともに、輝ける福祉国家・平和国家建設に向け、粉骨砕身取り組んでいかなければなりません。戦後の我が国安全保障体制の構築を確実なものとするとともに、あの戦争の惨禍の史実を後世に伝えるため、また、貴重な資料を保存し発信するための「デジタルアーカイブス」の実現に向け、意を注いでいかなければなりません。平和への祈りを胸に、今後とも世界平和の実現に向け邁進してまいります。
