4月当月所感
今月の当月所感は安全保障政策についてです。東アジア地域の平和と安定をはかり朝鮮半島の非核化と大量破壊兵器の拡散防止をすすめていくことは我が国の国益と東アジア共同体の理念にのっとたものです。そうした取り組みの一環として本年我々はG8平和議長サミット会合を広島で開催致します。河野衆議院議長の下、私自ら国際軍縮議連事務局次長としてこの広島における会議の幹事役を仰せつかりました。本サミット会合においてはアメリカよりペロシ下院議長が来る予定です。アメリカの国会のトップが広島を訪れることは初めてであり誠に意義深いものがあります。先般、与党PTで広島・長崎を訪れ今回の被爆者救済の与党案を報告するとともにメンバー一同平和実現への決意を新たに致しました。私自身被爆2世として3年前平和メッセージを発出し、また2年前にはインドで開催された平和円卓会議において平和アピールを採択しましたが、こうした作業の積み重ねにより大量破壊兵器の拡散防止と「核のない社会」の取り組みを強化してまいります。ときあたかも本年7月には洞爺湖サミットが開催されこのサミットにおいて地球環境問題、平和の取り組みも主要アジェンダとして採択される予定です。我が自衛隊も「平和貢献部隊」として専守防衛の理念にのっとり活動していかなければなりません。我々は被爆地広島の思いを体し、二度と戦争の悲劇を起こさないよう輝ける平和国家、福祉国家実現に向け邁進してまいります。