10月29日(月)
街頭演説など。
呉市中央地区は、呉のほぼ中央部に位置し、呉市のさまざまな機能が集約されているところです。
行政・商業・サービス業の中心地であり、鉄道・道路・船舶など交通の要衝でもあります。
呉港は、人流、物流の結合点で、年間1000万トンをこえる物流を誇る重要港湾です。
重要港湾は港湾法上、国の管理管轄となりますが、呉市、佐世保市などの所謂旧軍都市については、市が国からの委託を受けて重要港湾の管理が出来ます。
貨物船、コンテナ船に加え周辺の主要港湾との定期航路も多く、たくさんの人々が行き来しています。
呉駅は、JR呉線の中心駅で、朝晩のラッシュアワーには多くの乗降客が行き交っています。
人流の結節点であり、賑わい拠点です。呉市外へ働きに出る人々や、他の地域からの通勤客も多く、電車の便数増加の要望も出されています。
またオフィスビルも多いので昼間人口と夜間人口の動きが激しいのもこの地区の特徴です。
呉随一の都市型地区とも言えます。
来年1月で呉駅前の呉そごうの撤退が決まっていますので、駅前の活性化の課題もあります。
今年7月には新商工会議所ビルが本通4丁目に完成しました。
商工会議所ビルに相応しい顔として日本政策金融公庫の入居が実現しました。
私もそのお手伝いをさせていただきましたが、身近な政府系金融機関としてご利用いただければと存じます。
呉の町は、自衛隊とともに生きる町です。
戦前は、海軍さんの町、東洋一の軍港と呼ばれ世界的にも有名でした。
戦艦大和を建造した町として余りにも著名ですが、その歴史は今も呉地方総監部に、また、大和ミュージアムなどに息づいています。
大和ミューアムはオープン以来コンスタントに年間80万人以上来場者か゛訪れる人気施設です。
一昨年にはれんが通りに、大和ギャラリー零もオープンし、楽しませてくれております。
海軍さんのカレー、海軍さんの珈琲、海軍さんの肉じゃがと海軍さんにちなんだブランドも定着しています。
呉地方市場は早朝より生鮮品を中心にせりの取引がなされ活気に満ちています。
我々の食卓に並ぶ品々が取引されていますが最近の異常気象などもあり、品薄なものも出てきているそうです。
今年から運営が呉市の指定管理者方式となり、効率的な運営を目指しています。
呉市中央地区は、亀山神社はじめ歴史のある建物や歴史に育まれた諸行事などがあります。
中通はそうした歴史を大事にしつつもアーケード改修などにも取り組んでいます。
本通も、フラワースケッチなど潤い溢れる町づくりに取り組みがなされています。
そうした中央地区を町の賑わい拠点にしていかなければなりませんが、経済低迷、人口減少、担い手不足、高齢化の波が押し寄せています。中央地区は、呉市全体の縮図ともいえます。
地域再生プランの実行を着実に行っていく必要があります。