衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
２０２１年８月
８月の所感。
また原爆の日を迎えます。あらためまして原爆によりお亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますと共に今尚重篤な原爆症などの症例で苦しんでおられる方々にお見舞いを申し上げます。私自身被爆二世として被爆者の苦しみを痛感し被爆者に寄り添う被爆者救済の推進を目指してまいりました。
先月下された広島高裁の「黒い雨」判決では原告全員の救済を打ち出すものでした。国も被爆者援護法の理念に則り上告せず救済する方針を打ち出しました。被爆者に寄り添う正しい判断です。同様の状況で被爆した被爆者にも救済の手を差し伸べるべきです。早期の被爆者救済を目指してまいります。
核なき世界の実現に向けた取組みも重要です。米ロ間の核兵器削減プログラムが停止し危険な状態でしたが、バイデン政権下で新たな米ロ戦略対話がスタートするなど前向きな動きも見られます。唯一の戦争被爆国である我が国は核保有国と非核保有国の橋渡し役になって核軍縮引いては核廃絶に向けた取組みに於いて積極的な役割を果たすべきです。
来年1月には核兵器禁止条約締約国会合が開催予定です。毎年国連に核廃絶決議を提出し「核なき世界」を目指している我が国としては、この会合に向けての発信を行い核兵器保有国の核兵器削減に向けた取組みを後押しすべきでしょう。平和祈念式典がそうした動きの端緒となることを切望します。
