衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
3月20日(水)
打合せ、国会準備、書類整理など。
一昨晩、福島第一原発で停電が発生し、1、3、4号機の使用済み核燃料プールの冷却システムの機能が全面停止しました。
「配電盤の不具合か?」との報道もありますが、この文章を書いてる時点では一部復旧との情報がありますが現時点で全面的復旧のメドは立っていません。
今回の大震災に伴い発生した福島第一原発事故は、いろいろな教訓を我々に残しました。立地の死活的重要性、常日頃からのシステムチェックの重要性、バックアップシステムの必要性、冠水水没対策の必須性など様々な対策を講じておかなければなりません。
現状のままでの二次災害のリスクも各所で指摘させていただきました。電源喪失時の対応も重要です。
まだ温度上昇に時間的余裕があるとの話ですが、早急なバックアップ対応で冷却再開をしていかなければなりません。今回は、そこに至る手前で電源回復に至ったわけですがあらゆるコンティンジェンシープランを樹立しあらゆる事態をシュミレートしなければなりません。
今一度必要な対策を想起し電力会社、役所担当の作業を加速するためにも昨年夏に投稿したものを再掲いたします。長文にはなりますが極めて大切なことですので事態の重大性に免じて冗長をお許し下さい。
原発再稼働の問題がマスコミを賑わしています。
安全上の対策についても、いろいろ言われていますが、福島第一原発の事故をふまえ、一定の高度の安全基準を満たした原発は再開可能です。
【代替エネルギーについて】
いずれ太陽光、地熱、循環型新型石炭火力、石炭ガス化技術活用型火力発電、風力、バイオマス発電、LNG発電などに多様化する必要がありますが、当面は安全基準を満たした原発を再開すべきです。
【安全基準について】
その際大事なことは、今回の大飯原発再開のストレステストのような場当たりの安全基準でなく、真に今回の福島第一原発事故の反省を踏まえた安全対策の樹立が必要です。
【福島第一原発事故の問題点】
今回の福島第一原発事故では、津波による浸水、電源喪失、冷却機能喪失、水素爆発、炉心損傷という5つの事象がおきました。それぞれに対応した安全対策が必要です。
【安全対策について】
まず浸水対策として、防水堤、防波壁の確保強化と主要建屋の水密化を施します。
次に電源喪失時の電源確保策として50m級高台への緊急用発電機の設置、高圧発電車配備が必要です。
第三に冷却機能確保対策として、外部取付け型熱交換機の常時配備、海水ポンプ代替品の確保、高機能消防ポンプ車配備が必要です。
第四に水素爆発対策として、原子炉建屋に於ける水素検知器設置と水素放出装置設置が必要です。
最後に炉心損傷対策として高機能駆動高速ポンプの設置、ヨード等放射能物質抑制物質の配備、放射能物質の放出を大幅に抑制できるフィルター付高機能ベント設備の設置が必要です。
以上の安全対策を完全に施した原発のみ再稼働すべきでしょう。
【最後に】
上述の原子炉施設水密化については地元の方より貴重なご提言をいただき党本部にもお届けいたしました。こうした有為なご提言をいただいたことに感謝申し上げます。
3月20日(水)
記録的早さの「桜咲く! 」!

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