衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
2018年10月

10月の所感。

昨日、本日台風24号が日本列島を縦断し各地で大きな被害がでました。強風、大雨、高潮などにより停電、土砂崩れ、浸水、道路通行止めなど大きな爪痕を残しました。J R 東日本も始発から運休など首都圏も交通麻痺状態です。
西日本豪雨被災地でも警戒体制がとられる中、賀茂川が氾濫危険水位に達するなど危険度が高まりましたが幸い台風進路の関係などで大事には至りませんでした。ただ台風で沿岸部で一部浸水箇所も見られるなどあらためて自然災害の猛威を痛感させられました。
西日本豪雨災害から3か月近くがたち、クレアラインが再開するなど着実に復旧はすすんでいます。しかしながら、J R の復旧については、暫く時間を要するのが事実です。特に呉線や芸備線など急峻な山あいや河川を縫うように敷設された路線は困難な地理的特性から時間がかかることは理解できるところです。その他にも、民営化されたJ R には、民営化企業ならではの理由があります。
民営化前の日本国有鉄道時代は、国鉄に対して直接の国費投入が可能でした。国営会社ですから当然と言えば当然のことですが、そのことが安易な国費投入そして赤字拡大に繋がったことも事実で、民営化後は国費投入ができない仕組みになりました。しかもJ R 西日本は立派な黒字会社ですから財政法上も黒字会社には財政支援できない訳です。
今回の災害後もJ R に対してせめて被災箇所復旧については財政支援できないかという議論もなされましたが、財政法規のハードルが立ちはだかっています。引き続きこの問題は議論を継続していかなければなりません。更にJ R など鉄道については動力電源確保の問題があります。鉄道動力電源が確保できないと電車を走らせることはできません。まだ坂駅・呉駅間が不通のときに広駅・呉駅間のピストン運行を行いましたが、当初J R は広・呉間には動力電源用の変電施設がないのでピストン運行はできないとの見解でした。しかし電力会社が変電施設設置に協力することにより最終的にピストン運行を実現することができました。今後もJ R の問題に限らず多くのハードルを乗り越えながら早期の復旧、復興の実現を目指してまいります。

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