衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
11月7日(水)
事務所にて来客応対など。
アメリカ大統領選挙で、オバマ氏が激戦区を制して再選を果たしました。
「二期目の大統領はかなり強い」とよく言われますが、災害発生もありかろうじて逃げ切ったというのが実情で、過去4年間の実績が評価されたとみる人々はけして多数派ではありませんし、オバマ氏は、そのことを十二分に認識しなければなりません。
選挙戦でオバマ氏は、経済成長に中間所得者層の底上げが不可欠と主張し、自動車産業の救済などを必死に訴えました。まさに果たせなかったことを今度はやりますとの訴えでした。
経済失政を海外に転嫁した要素もかなりみられました。
大統領選と同時に行われた米議会選挙は、下院で共和党が過半数を維持するのが濃厚となっています。
オバマ批判票はかなり多いとみるべきです。
上院では、民主党が多数を保つのが確実で、「ねじれ」議会が続くこととなりました。
日本に対しては、昨年からTPP交渉への参加を求めていますが、我が国としてはそのまま受け入れるわけにはいきません。
そのルール作りから我が国が関与しないと意味がありません。
今のままでは、米国規格の押し付けとなり米国を利するのみです。ISD条項は米国の押し付けで問題です。
また、アジア太平洋地域での安全保障面での役割を強化するよう日本に圧力をかける公算が大きいと見られています。
オバマ氏は、選挙戦を通して米国の防衛費の抑制を求めてきました。
沖縄からグアムへの米軍を移す計画のコストなど、日本への負担を強いる可能性が大きいです。
今後も我が国にはかなり厳しいスタンスで臨むと予想されています。
オバマ政権は中国に対しても一段と厳しい政策を取ってきますので、日中関係の悪化も必至です。
我が国もまさに正念場です。我が国国益を実現できる本格政権の樹立が必要ですね。

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