衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
6月6日(水)
党本部での会議など。
《民間人から、初の防衛大臣起用》
野田総理は、今回の内閣改造で、問責決議を受けた2大臣を含む5人を交代しました。
田中氏に代わって防衛大臣となったのが、森本敏氏です。防衛大臣としては、初の民間人からの起用です。
野田政権になってから、3人目となる防衛大臣ですが、
自ら「防衛問題の素人」と言った一川氏、数え切れないほどの稚拙な対応で力量のなさと見識欠如をさらけ出した田中氏に代えて、
今度は安全保障の評論家として知られている森本氏を起用しました。
しかしながらこの起用には重大な問題を孕んでいます。
たしかにこれまでも、文部大臣、金融担当大臣などでの民間人の起用はありました。
しかし防衛大臣の立場は、シビリアンコントロールがかかる点で決定的に異なります。
シビリアンコントロール(文民統制)とは、まさに国民を代表する立場にある文民が軍を指揮し制御することです。
国民に対して何の責任も負わない、そして国民から選挙で選ばれていない民間人ではその責めに耐えられません。
更に言えば、議院内閣制の要蹄は、多数党の国会議員が内閣の主要メンバーを形成することです。
重要度の高い閣僚は当然国会議員であるべきです。
国を守るという国としての要の仕事を行う防衛大臣、最重要の国家機密たる防衛秘密を扱う防衛大臣は、
一民間人が負うべき責務ではありません。
今回の防衛大臣の任命は、国防の仕事を軽んじてるとしか言いようがありません。

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