衆議院議員 寺田稔の
政治実感日誌
5月当月所感
今月の「当月所感」は、2つほど、海外ネタです。ゴールデンウィーク後半でタイに海外出張してまいりました。今回は、日タイ防衛交流と港湾視察でしたが、防衛交流については我が国安全保障体制の構築と大量破壊兵器の拡散防止について意見交換することができました。港を中心としたまちづくりの重要性については、強調しすぎることはない訳ですが、その成功例がタイの港湾開発です。物流機能を重視したインランドデポ、バルクカーゴ優先の港湾構造など、我が国も参考とすべき点が多々ありました。次にアメリカ大統領予備選挙についてです。米国大統領選挙予備選がいよいよ佳境に差し掛かっています。スーパーチューズディー後次第にオバマ候補がリードを広げていますが今回のペンシルベニア州のプライマリーでクリントン候補が踏みとどまる意地を見せました。今後の展開は未だ予断を許しませんが、有権者はなんらかの変化を求めています。かつてのケネディーは前政権下の閉塞観を破り、若さと行動力で新たな途を切り拓く勇気と希望を米国民に与えました。対外的にはキューバ危機やピッグス湾事変に見られるようにややタカ派ともいえますが、公民権運動に積極的に取り組むなど国内的には「人権擁護派」としての地歩を確たるものとしました。弟のロバート・ケネディを司法長官に起用したこともこうしたリベラルな立場を強調するに与って力ありました。あのショッキングな「ダラスの暑い日」の暗殺は、ケネディをキング牧師と共にレジェンドに高めました。今回オバマ氏はたしかにケネディーとの類似点も見られますが、公民権運動に対するスタンスはクリントンも同軸でありその意味では今回は米国民にとってもかなり困難なチョイスといえます。このアンビバレンシーが今回の大統領選の特色ともいえますが、「経験・実績か、斬新・しがらみのなさか」という新たなパラダイムを生むことにもなりました。最後の最後まで気の抜けないバトルが続きそうです。

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